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事業を知る

世界最先端の「メモリ技術」が生み出されるキオクシアの事業は、

技術で未来を創る。
研究開発の最前線。
3~10年先を見据えた先端メモリの研究開発と、それらを使用したメモリシステム及びストレージシステム向け応用システム技術、ソリューションおよびデジタルトランスフォーメーションの研究開発を推進しています。
デバイス技術研究開発センター
世の中に今あるメモリは、揮発性メモリ(DRAM)と不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)2つに大別されます。DRAMはコンピュータのCPUに直結しているメモリで、非常に高速で動くのが特徴である一方、電気を切るとデータが消えてしまう点が大きな課題。逆にフラッシュメモリは、電気を切ってもデータが消えない代わり、書き込みのスピードが遅いという問題があります。それだけに、不揮発性と高速性を併せ持つメモリがあれば、より使いやすくて低消費電力の情報機器を実現できるのではないか。こうした世の中のニーズに応えるべく、デバイス技術研究開発センターでは、新しい概念、新しい物理現象に基づく、世の中にまだ出ていない先物の研究開発を推進しています。
システム技術研究開発センター
2020年には40ZB(ゼタバイト:テラバイトの10億倍)以上のデータ量が生み出され、情報爆発が起こると言われるほど、ビッグデータの時代は加速的に進み続けています。 システム技術研究開発センターでは、こうした流れを捉えながら、3年後・5年後・10年後に、コンピュータシステムやストレージがメモリデバイスに何を求めているのか。ストレージクラスメモリを組み込んだ次世代ストレージシステムの開発や、ストレージコンピューティングの研究など、将来を見据えた研究開発を推進しています。
プロセス技術研究開発センター
半導体は超微細化を進めることで、高機能化とコストダウンを両立させて発展してきました。しかし、光を使うリソグラフィ技術は解像力が限界に達しつつあり、今以上の超微細化は非常に難しくなっています。プロセス技術研究開発センターでは、この限界を打ち破るべく、独自のアプローチで世界を革新するプロセス技術の研究開発を推進しています。
デジタルトランスフォーメーション
技術研究開発センター
デジタルトランスフォーメーション技術研究開発センターは、機械学習(Machine Learning) 等の最先端デジタル技術の研究、及びシステム基盤の構築、更にはクラウド、ビッグデータ、IoTなどの先端技術を導⼊したスマートファクトリーを⽬指します。3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」を中⼼とする最先端フラッシュメモリを開発するための「デバイス構造や回路パラメータの最適化」、製造するための「プロセス装置の集中制御」を研究しています。またフラッシュメモリの世界的需要に応えるため、⾼度な「⾃動⽣産」システム、⼯程内での徹底的な「歩留り解析」と「品質管理」に必須となる研究開発を推進しています。

先端メモリ
開発センター
先端メモリ開発センターは3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」の開発を担っており、直近での開発を担う、デバイス/インテグレーション/プロセス技術開発の部門と、将来技術の先行開発を担う部門にて構成されております。開発ラインと量産工場の一体運営により、スピーディな低コスト・高信頼性デバイス開発を推進しています。

メモリ事業部
世界的シェアを誇るメモリ製品の
開発・量産の最前線。
メモリ事業部では、フラッシュメモリ技術をコアとする製品開発を行っています。フラッシュメモリは、世界に先駆けて東芝が開発した不揮発性半導体メモリで、スマートフォンやタブレットなどの携帯機器や、USBメモリ、SDメモリカードからSSDにいたるストレージメモリにおいて、欠かすことのできないコアデバイスとなっています。市場の要求に応えるため、微細化・3次元化への挑戦、大容量化やハイパフォーマンス・高信頼性の追求により、持続的・継続的なフラッシュメモリ技術の進化を推進しています。

SSD事業部
劇的に伸びるストレージ需要を支える
SSDの開発・拡販の最前線。
SSDとは、フラッシュメモリをキー部品として使用したストレージデバイスです。高速データ処理、耐振動・耐衝撃特性、低消費電力、小型形状という特徴を活かし、先端技術で高速エンタープライズやクラウドサービス普及によりデータセンタ向けとして今後の急速な市場規模拡大が見込まれています。当社は最先端のフラッシュメモリと独自のコントローラ技術の組み合わせによって高性能、高信頼性でコスト競争力のあるSSDを継続して開発しています。

四日市工場
最先端テクノロジーを駆使したフラッシュメモリの量産工場。東京ドーム約14個分という広大な敷地に最先端の半導体製造設備が展開され、約6,300人が働いています。3次元フラッシュメモリ「BiCS FLASH™」の研究開発や生産など、常に誰も踏み入れたことのない新しい技術への挑戦が続いています。