テーマは、品質と信頼性の向上。
将来は、海外に出て、
経験を日本に還元したい。

Customer response technology /
evaluation analysis Technology Development

Tomohiko Yokota

横田 智彦

顧客対応技術・評価解析技術開発
2013年度入社/エネルギー量子工学専攻

製品が市場に出る前に、
厳しい目を光らせる

私が所属しているメモリ信頼性技術部とは、フラッシュメモリの信頼性評価を実施して、製品の品質信頼性を確保する部署です。また、製品出荷の判断も行います。市場に出した製品が不具合を起こさないよう、自社の厳しい基準で判断します。

実際の判断では、評価結果と技術的見積りから非常に慎重な判断を迫られる場合も少なくありません。品質・信頼性を向上させるために、プロセス改善やスクリーニングなどを駆使し、お客様のもとで問題が起こらないことを最優先に考えます。

現在は、『BiCS FLASH™』製品の信頼性評価を行っていますが、従来の不良メカニズムの知見が適用できない事例もあり、適正な評価手法を構築すべく日々努力しています。また、不良メカニズムを仮定し、綿密な実験計画を立てて評価プログラムを作成し、膨大なデータを吟味しています。このような緻密で重圧のある仕事ですが、やりきった時の達成感はひとしおです。

年齢の壁がなく、
思いきって挑める風土

当社は、良い意味で年齢の壁がない会社だと思います。新人に対しても意見を述べる機会を与え、上司や先輩もそれに真剣に耳を傾けて意見交換します。そして、新人技術者にも当たり前のように仕事を任せます。人間は、任されると「期待されている」と思うものですから、自然とモチベーションも向上するはず。もしも仕事で失敗しても、先輩や上長がケアしてくれるので、思いきってトライしても大丈夫です。

スキルアップのために、
海外勤務も視野に

私は将来、海外で仕事をしたいと思っています。海外のお客様と直接コンタクトして技術サポートを行い、製品の売り込みにも取り組みたいと思っています。大きな海外のマーケットで自分の実力を試すチャンスがあれば積極的に挑戦し、日本に戻ってからより強い戦力として活躍したいと思います。さまざまな経験を積むことで、基本知識と応用力、コーディネート能力やコミュニケーション能力を自分のものにして、ウイークポイントのない技術者になることが目標です。

私が当社を選んだ理由

量子力学や物性物理学を学ぶ過程で、半導体関連の仕事に興味を持つようになりました。メモリは微細化への限界が近づき、開発が難しくなっているので、次世代製品の開発が不可欠であることを、就職活動を通じて知りました。その難題に挑むことができる技術力と体力があるのは当社しかない、と思い選びました。

学生のみなさんへ

学生時代の自分自身を振り返ってみると、業界を絞らずもっとたくさんの企業を見て見聞を広めても良かったと感じています。学生という人生で貴重な時間を過ごす時に、新鮮な気持ちで多くの企業や、その企業で働く人の仕事ぶりを見ることは、決して無駄にはならないでしょう。

当社には、周りからの期待も大きく、やりがいを感じる仕事があります。半導体業界は、変化のスピードが速く刺激的。また、会社に入ると学生時代に思っていた以上に、仕事に関する背景知識の理解が重要になりますので、研究成果はきっと入社後に役立つはずです。



掲載日/2016年2月29日 ※所属・役職・仕事内容は掲載当時のものです

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