情報量の激増が止まらない時代。
超高速データ転送の明日に立ち向かう。

System / Software /
Circuit Design Technology Development

Wang Zheye

王 哲也

システム・ソフトウェア・回路設計技術開発
2012年度入社/電気系工学専攻

次世代ストレージシステムの
コアになる技術を開発

IoTやビッグデータ等、デジタル社会の発展とともに、人類が取り扱う情報量は加速的な伸びを示しており、増え続ける厖大なデータをいかに効率よく利用するかが重要なテーマとなっています。情報量の激増が止まらない時代のなか、当社はメモリメーカーの枠を超えて、データを大量に収納して活用するSSDなどストレージ製品の開発・生産、さらにストレージとアプリケーションを組み合わせて、新しいITサービス向けのシステムソリューションに展開していく取り組みまで、事業フィールドを拡大しつつあります。

システムコア技術開発部では、前述のシステムソリューション実現の鍵を握るコア技術の研究開発を進めています。その中で私は、大量のデータを必要とする4K・8Kの画像処理をはじめ、ビッグデータの取り扱いに不可欠な「次世代ストレージシステム向け超高速データ転送」の技術開発を担当しています。たとえば、電子商取引のようにリアルタイムでの大量データ処理が要求されるシステム向けのフラッシュメモリ・SSDを用いた高速大容量ストレージを実現するための当社オリジナルの高速データ転送技術。また、データ圧縮技術によるデータベースシステムを開発するためのFPGAボードに関連する制御ソフトの開発・設計・評価を行っています。

他が手がけていない
フィールドを先行して拓く

部署では、世界のITサービス企業や大学、研究機関のお客様と共同プロジェクトを推進しています。ここでは公表されている事例を紹介しましょう。
MIT(マサチューセッツ工科大学)との共同研究で、昆虫の脳細胞を精密に撮像したビッグデータをSSDに記録すると同時に、リアルタイムで高速転送し、リアルタイム3D画像として可視化。ニューロ(神経組織)まで目に見えるようにして、未来の医療の可能性を示すものだと、内外のマスコミの話題を集めました。

このように、高速大容量のストレージと高速データ転送技術を利用し、お客様と連携しながら新しいシステムソリューションを編み出すことで、さまざまなストレージコンピューティングの未来を実現していけます。競争が激しい市場で世界初・世界一を達成して世の中にインパクトを与えることにより、世界にアピールできて注目されます。そういう環境だから達成感も得られます。もちろん、このような研究開発は容易ではなく、一からシステムを作り上げなければならないので予期せぬ課題に直面することは多々あります。私がよく経験するのは、研究開発した回路をFPGAボードに組み込み、試作ファームウェアと一緒にシステム全体で動作確認をするときにだけ現れる不具合です。こうした場合は、ハードウェアとソフトウェアの両面から根気強くバグを見つけ出さなければなりませんが、「誰もやっていない世界初の技術を創る」という想いで乗り越えることが出来ています。

望んでいるキャリアパスを進みやすい

小さなユニットですが、担当を一任されているので、自分の手でシステムを組み上げていく楽しさを満喫しています。私はデータ転送、先輩はアプリケーション、後輩は圧縮技術といったように担当別にチームを組み、一緒に進めていけるのもいいですね。まだ分からない面も多く、先輩がたの支援のもと、学びながらやっているので、早く全体を理解して、仲間や後輩をサポートできるようになろうと頑張っています。

以前、ラスベガスで開催されたCES(Consumer Electronics Show)で説明員を務めた際に英会話力不足を痛感したので、上司に相談して、2016年に3ヶ月間、イギリスに語学留学に行く機会をもらいスキルアップをすることが出来ました。現在の部署でも、上司に日常的に自分の希望や思いを話す機会があります。いつでも気兼ねなく相談できますし、希望している仕事やキャリアについて申し出れば、前向きに考えてもらえます。自分の将来プランに合った道を進みやすい環境にはとても満足しています。

私が当社を選んだ理由

大学では、LSIの研究室で人間の網膜を模倣したイメージセンサのアルゴリズムおよび実装に関する研究をしており、専攻に直結している当社を選びました。入社後4年間はイメージセンサの業務を経験でき、現在の部署も画像系との関連が深いので、正解でした。

学生のみなさんへ

「メモリ専業」のイメージを持つ方が多いと思います。メモリ事業がメインであるのは確かですが、「メモリだけの会社」ではありません。フラッシュメモリを軸に時代と社会のトレンドを捉えて、SSDなどのストレージ、さらに私が関わっているストレージを利用したシステム技術やソリューションへと事業を拡大している会社です。「メモリ」の一語に目を奪われず、「ストレージ」「高速データ転送」「ビッグデータ」「IoT」といったキーワードからも、ぜひ当社に注目してください。



掲載日/2018年3月1日 ※所属・役職・仕事内容は掲載当時のものです

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