「自分の能力を海外でも試したい」
その絶好のチャンスは、
応用技術にありました。

Customer response technology /
evaluation analysis Technology Development

Yumi kan

菅 悠美

顧客対応技術・評価解析技術開発
2013年度入社/物理学専攻

広く深く学び、製品仕様を作成する

私が手がける製品は、スマートフォンやタブレットに代表されるモバイル機器向け組み込み式ストレージメモリです。JEDEC半導体技術協会の標準規格Interfaceを採用するe−MMCや、その後継となるUFS(Universal Flash Storage)の技術拡販をお客様に行う応用技術を担当しています。

具体的には、お客様の要求を把握して、ユーザが満足するNAND製品を企画して製品の仕様を作成します。提案した製品に対し、各関連技術部門の取りまとめを行い、営業と連携して競合他社よりも早く認定を獲得するよう努めます。何らかのトラブルが発生した場合には、営業部門、現地法人、各関連技術部門、工場側とも連携して問題解決に向けて動きます。

基礎的な製品知識を広く身に付けておくことが求められる仕事で、それがお客様や各分野の技術サポートにつながると感じています。お客様と社内の各技術部門との橋渡し役として活動し、献身的にサポートを続けた結果、お客様から「これからもキオクシア製品を使っていきたい」との言葉をいただいた時が何よりうれしいです。

海外現地法人と、
体当たりのコミュニケーション

学生時代は生物物理を研究していました。研究職を続ける選択肢もありましたが、「続けないなら違った分野でさまざまな人と接する技術者を目指そう」と思い、応用技術を志望しました。そして、選んだのが未経験の半導体分野です。2年間の評価技術部門での実習を経て、現在応用技術部門内で欧米担当に就いています。

英語でのコミュニケーションは必須で悪戦苦闘の毎日です。私はなるべくメールだけに頼らず、週に1度は海外現地法人の技術者と電話会議の機会を設け、会話で意思疎通をはかっています。当社は日本発として有数の存在であるグローバル企業ということで選んだ会社です。応用技術部門でもいずれは英語を使い、海外のお客様を相手に仕事をしたいと思っていました。特に欧米は、私自身も趣味のランニングで使っているウェアラブル端末などの最先端技術が随所で鎬(しのぎ)を削る技術開発競争の激しいエリア。時代の先端をいく海外の新しい市場をこの目で見て、さらに経験を積んでいきたいです。その欧米地域を担当することができ、今はとてもうれしく思っています。

人を育てる会社だから、成長できる

入社して実感したのは、周りへの手厚いサポートです。教育体制がしっかりしていて、人を育てるための人的・時間的投資を惜しまない会社だと思います。そんな人を育てる姿勢が、みんなが一つになって上を目指そうとする社風に表れているように感じます。
海外現地法人からの問い合わせに対しても、迅速かつ適切な対応ができ、お客様や現地技術担当にも信頼される応用技術者になることが私の目標。そのために大切なのは、コミュニケーション能力と、幅広い製品知識を身に付けることだと思います。この2点を上手く融合させてお客様からの要望を汲み取れれば、新しいビジネスの発見に結び付くはずです。そうして、次々と新しいものづくりに挑み、今は想像もつかないことを実現していきたいと思います。

私が当社を選んだ理由

「新しいものづくりで世に貢献したい」、「活気ある会社で自分自身が成長していきたい」。この2つの観点で就職活動し、最終的に当社に行き着きました。説明会や見学会でお会いした方と話すうちに、その想いは、より強まりました。選考が進むにつれてどんどん惹かれていったのを、つい昨日のように憶えています。

学生のみなさんへ

学生のみなさんにとって、就職活動は初めての社会経験と言って良いと思います。また、今までの自分とじっくり向き合えるチャンスであることも確かです。ですから、決して流されることなく真剣に向き合って欲しいと思います。そうすれば、後悔することなく、きっと次のステップに進めるはずです。



掲載日/2016年2月29日 ※所属・役職・仕事内容は掲載当時のものです

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