いつも、世界がひとつの町のような感覚で、
国籍や国境を超えて、ダイナミックに活動。

  • 中国出身
  • 将来、母国駐在を視野に
  • 電子工学専攻修士了
  • 14歳と5歳の子の母親
  • フレックスタイムを活用

Technical Support Engineer
SSD Division
Chu Hong

褚 弘
SSD事業部 SSD応用技術部
2011年度入社/電子工学専攻修士了

人と多様性を大事にする風土だから、
個々の可能性を引き出してくれる。

私は中国の上海出身です。中国の大学で電気制御工学を学び、卒業して自動車部品メーカーに勤めたのですが、技術者としてもっとスキルアップしたいという思いから、日本の大学院に留学。2年の夏休みに当社のインターンシップに参加したところ、外国人留学生向けに、買物などの生活情報を含めて、英語の詳しい資料を用意してくださって、人を大事にする文化に惹かれました。電子部品の解析方法を習得できたことも有益で、魅力的な企業だと思って入社を志望したのです。

就職活動の面談では、いま所属しているSSD応用技術部のエンジニアとお話をする機会がありました。当時、SSD:Solid State Driveは今日ほどポピュラーではなく、事業部もスタートしたばかりでしたが、「ポテンシャルが大きい製品で、グローバル規模の高成長が望めます。主に顧客向けの技術サポートを行う応用技術は、SSDの製品・技術の進化とともに歩みながら、市場拡大の先頭に立てます。電子工学の知見を発揮しつつ、中国語・英語・日本語の語学力を活かしてグローバルに活躍できますよ」とのこと。
当時、私は31歳で、5歳の長女を持つ母親でしたが、そうした点にはとらわれず、じっくり向き合ってくださいました。多様性を重視する風土のもと、個々の可能性を引き出してくれる環境なのだと嬉しく感じました。

評価技術から企画を経て応用技術へ、
プロモーションから技術サポートへ。

受け入れ体制も整っていました。2年間は、応用技術のプロに成長するための研修期間という位置づけで、最初にSSD評価技術部に配属。新製品の性能評価と市場からのフィードバックに基づく不良解析評価の業務を体験し、SSD製品の基本を習得しました。
次に2013年4月にSSD応用技術部に移り、企画チームでロードマップの策定、小型SSDの製品企画や導入サポート等の業務を経験。視野を広げながらスキルアップしていましたが、15年3月に次女を出産したので、14ヶ月ほど育児休暇を取得し、16年5月に復職しました。そこから、今度は製品の技術プロモーションを3年近く経験した後、データセンターSSD製品の顧客向け技術サポートに携わって現在に至る、といったキャリアパスです。

プロモーションのチームでは、グローバルで新製品をプレスリリースしたり、デモ機をつくって海外の展示会で製品紹介したり、メディアから当社製品に対するボイスを収集したり、急ピッチで拡大を続けるSSDのグローバル市場を目の当たりにしたりしながら、見聞を広めていきました。
2人の子の育児と仕事の日々は大変ではありますが、この時も人を大切にする会社ならではの手厚い支援が私を助けてくれています。どのジョブも、正担当と副担当の2人で対応する体制を取っているので、育児で急な何かがあっても、ペアにお願いすればフォローし合うことができます。要望も出しやすい環境で、私は子育てのためアメリカやヨーロッパへの長期出張は難しい、台湾や中国への短期出張だけにしてほしいと話し、認めてもらっています。ワーキングマザーの先輩もそばにいますので、いつでも相談できて、『分かる、分かる、私も経験あるわよ』と共感のアドバイスをいただけたのも、気持ちがホッとして良かったですね。

グローバルワークが日常。いずれは
母国に駐在して、市場を開拓したい。

現在、私はひとつの製品シリーズを受け持ち、欧米とアジアの大手顧客企業を担当。同時に、中国と台湾のデータセンター市場向けData Center SSDの拡販・技術サポートを引き受けています。具体的には当社の現地法人、日本とアメリカとイギリスの研究開発部隊、フィリピンの製造工場と連携して、お客様のご意見やご要望への対応、次世代製品をサンプル出荷して承認を取得、お客様のニーズに即した技術情報を開発部門にフィードバック、といった多岐にわたる業務を手がけています。
時差にあわせて、朝はアメリカの現地法人とのオンライン会議、昼はアジアの拠点との情報交換、夕方はドイツからの問い合わせに回答するなどテレワークやフレックスタイムを有効に利用して、仕事と家事の両立を図っています。
一日の中で、言語を切り換えて会議やメールや通話をしていると、まるで世界がひとつの町になったような感覚です。国籍や国境を意識せず、世界中のメンバーとオープンマインドで交流する日常を通じて、グローバルに活動するダイナミズムを満喫しています。

キャリアアップの観点では、将来は中国に駐在し、母国のビッグマーケットを開拓する立場を目指しています。家族の理解を得る必要はありますが、支援体制の整っている当社なら、ワーキングマザーの海外駐在も夢ではないと、そう確信して頑張っているところです。

掲載日/2021年1月 ※所属・役職・仕事内容は掲載当時のものです。

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