世界市場の情報を収集・分析し、


Planning
Yasuyuki Takahashi
高橋 康之
企画
2018年中途入社/経済学専攻
一度、製造業を離れたものの、
すぐにメーカーの魅力を再発見。
私は中途入社です。1998年に経済学科を卒業して半導体メーカーに入社。20年ほど、国内外の拠点をつなぐ生産管理に従事。その後、外資系コンサルタント会社に転職しています。
でもすぐに、形のないコンサルティングサービスにはない、確固とした自社製品を開発して生産・供給する製造業の魅力を再発見。「わが国産業経済のアドバンテージはものづくりにある」とあらためて気づいて、培ったスキル・経験を活かせる当社に再転職したのです。
設備投資と資金計画のプランを策定し、
トップの判断に資する。
入社後は、フラッシュメモリの企画・生産管理部門で企画業務に携わっています。企画業務部門は中期経営計画と設備投資の2グループに分かれており、私は後者に所属。中期経営計画に基づき、世界市場の需要動向や将来予測、競合メーカーの取り組みなどを見渡しつつ、当社がいかに競争力を発揮してシェアを拡大していくか。さまざまな情報を収集・分析すると同時に、関連部署へのヒアリングを行い、いくつか想定されるケースに応じて、最適と思われる設備投資と資金計画のプランを策定。経営判断の材料としてトップに提案し、承認されたプランに対し、設備投資の実行から資金収支の管理、投資効果の確認まで、一連の業務をコントロールする役割を担っています。
当社では世界最大級の四日市工場に加え、岩手県北上市に新工場を建設中で、2019年秋の竣工を計画しており、生産体制の大幅な拡充を推進しています。自ずと私たちが扱う金額は多大に上りますし、会社の将来に大きく影響する案件だけに、自分がつくる「数字」に対する責任の重さを痛感するばかりです。

裁量が大きいから、
チャンスに恵まれる。
前々職の半導体メーカーでも感じていましたが、当社の管理部門はいっそう、私のような文系出身の事務職がチャンスに恵まれる場だと実感しています。入社して間もない時から、投資提案などでCEOはじめトップとの打ち合わせに参画する機会が多く、意見を求められることも少なくないからです。
もうひとつ、部署の枠にとらわれず、お互いに助け合いながら、会社全体のチームワークでビジネスを進めていく点も、日本のメーカーの長所だと思います。社内の誰とでも接しやすいので、情報が入りやすく仕事がしやすいのです。特に当社の文化として、知識・経験の少ない人をサポートして育てていく意識が非常に高いため、分からないことも聞きやすく、何でも教えてもらえるので、新しい仕事、経験の少ない仕事にも安心してチャレンジできます。
部署では、新卒や中途の区別なく20代の若手が責任ある仕事を任されて活躍しています。少数精鋭体制なので一人当たりの裁量が大きく、自分から求めるほどに知識・スキルを高めながら成長できるのが、当社の事務系職種の魅力です。私自身、設備投資計画にとどまらず、事業計画まで企画立案したい。将来的には、全社の事業戦略を動かすキーパーソンを目指そうと、大きな目標に向かってトライアルを続けていきます。
私が当社を選んだ理由
『日本発の半導体メーカーとして世界に伍して戦っている会社で、日本の製造業の意地を見せたい』という想いが強くあったからです。当社には十分な技術力と実績があり、大規模なビジネスをグローバルに展開しているのを知っていたので、きっと働きがいのある仕事に打ち込めると思って応募しました。
学生のみなさんへ
今はもう、大企業だから、有名だからと、会社の規模や知名度にこだわる時代ではありません。どこの会社に所属しているかではなく、個人としてどれだけ成長できるか、独自のポータブルスキルを磨きながら、いかに市場価値を高めていけるかが、仕事選びの重要なポイントだと思います。したがって就職活動では、自分が将来どうなりたいかをじっくり考えたうえで、その目標に向かって成長していける環境が整っているかどうかを基準に会社を見ていくといいでしょう。
掲載日/2019年3月1日 ※所属・役職・仕事内容は掲載当時のものです