お客様と社内のブリッジ役。


Customer response technology /
evaluation analysis Technology Development
Lee hsinte
李 信徳
顧客対応技術・評価解析技術開発
2012年度入社/通信工程
今、母国のマーケットを開拓しています
応用技術という仕事は、お客様と社内の各技術部門との懸け橋のような存在です。開発会議などに参加し、技術的側面の話をお客様にフィードバックしたり、お客様からの要望などを社内に伝達したりする役目があります。設計エンジニアなどはお客様との接点がほとんどありませんが、応用技術者はお客様との関わりが深く、外に出向くことが多い仕事です。
私は、台湾でのグローバル採用により入社しました。次世代および従来のNAND型フラッシュメモリを取り扱い、主に中国や台湾のSSDメーカ様を担当しています。量産が開始するまでに技術サポートを行い、最新製品の開発ではロードマップを提示して打ち合わせを重ね、情報を社内にフィードバックします。
強みを活用して、海外顧客にアプローチ
世界中でNAND型フラッシュメモリを製造している会社は、当社を含めわずか4社です。当社は、その微細化や最先端の積層技術を追求して大容量化に挑戦しています。その技術者の一員として、私は、お客様のどんな小さな要望に対しても、最適な解を示すことができるよう、対応力を強化していきたいと思います。特に、海外のお客様を担当する立場では、要望も多様化するはずです。多くの経験を積み重ねると同時に、自分の強みである英語や母国語を活かし、社内外双方から頼られる技術者になりたいと思います。

自分の可能性を引き出してくれる会社
私が採用された時のことをお話しします。現地での面接は基本的に英語。1回目は人事の方、2回目は技師長でした。台湾企業の新卒面接と比べると、当社は新卒者をとても重視している印象を受けました。また、当社は私のポテンシャルをちゃんと見てくれるところがすばらしかったと思います。
高校から大学に進むとき、将来の仕事に悩む人は多いと思います。そこで一旦道を間違えたら、台湾では将来まで後を引く傾向にあります。しかし当社は、本人が気付いていない個人のポテンシャルを引き出してくれるので、学生の方は魅力的に感じると思います。例えば、新しい仕事に挑戦する際には指導者がお手本になってくれるので、積極的に行動でき、On the Job Trainingで新しい能力を身に付けることができます。
入社が決まり実際の仕事に就くと、やはり言葉の問題で苦労しました。社内技術部門にお客様の情報をフィードバックするとき、なかなか上手く伝えられなかったことがあります。社内会議でも聞き取りに苦労し、「技術的内容を理解していない」と誤解されたこともありました。しかし今では、周りのみなさんに助けてもらいながら、何とか仕事を進められるようになりました。
私が当社を選んだ理由
交換留学で日本に来るまでは、あまり海外に出る機会はありませんでしたが、日本のさまざまな技術力には一目を置いていました。交換留学が終了して台湾に戻り、兵役義務を終えたあと、グローバル採用のプログラムに参加しました。兵役前から当社の募集要項は確認していて、応募の意思は固かったです。専門の研究が半導体に関係する分野であったこともあり、業界トップクラスの当社に入れば、台湾の会社と交流するチャンスも増えると思いました。
学生のみなさんへ
当社は、外国人が活躍できる大きな舞台だと思います。海外のビジネスが多く、英語だけではなく母国語を生かすことができます。競争が激しい世界ですが、自分の個性を100%発揮できる人が、今の半導体業界が求めている人だと思います。当社で、あなたの個性を存分に発揮してください。
掲載日/2016年2月29日 ※所属・役職・仕事内容は掲載当時のものです